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ご挨拶

障がいを持った子たちが社会にでて役にたつ場、職場を創りたい

自分には４人の子供がいます。男、女ともに２人ずつです。そして、そのうち２人、男女１人ずつ発達障害児童です。上の子はグレーゾーンなので普通級ですが、下の子は支援学級に行っています。たまに、障害児の親の集まる機会があり、そこでは日頃の悩みや気持ちをお互い共有し、励ましあうこともあります。そして誰もが当事者の親として一番心配していることはみんな同じ思いでした。

それは、その子供たちの将来のこと「この子たちを置いて死ねない」という言葉にすべてつまっています。誰よりも皆、我が子の自立を願っているのです。しかし、現実は障害児童が義務教育を終えて就職できるのはほんのわずかであり、ほとんどが家にいる。施設に預けられるのは条件があり、すべての子ではない。そうなると、そのような子をおいて働きに出ることは非常に難しい家庭がいくつもあるのが実態です。

からだや力は強くなっても中身は幼児レベルの子を想像してみてください。家の中でどんなことが起きるだろうか。子を守る親といえどもその苦労たるや、言葉になりません。
そのような状況で、その子を雇ってくれるといってくれたら、たとえ月給がフルに働いても１万円という待遇でも子を託してしまう。そして、親は知っていても言わない。時が経って、一応成人しても、何もできない子は多い。そこから訓練して働く力を伸ばせればよいがそれもまれだ。もっと小さいうちから訓練しないと養われない能力が多い。私がやろうとしているのはまさに、その療育を行う訓練施設です。少しでも社会に出るときに役に立つ能力を引き出すこと。社会に出て、納税できる子を一人でも多く育てること。そのためのデイサービスを創りたい。

そして、その障がいを持った子たちが社会にでて役にたつ場、つまり職場を創りたい。
その子たちの長所を生かして社会貢献できる場を少しでも多く創っていくことが私のビジョンです。